鎌倉寺社めぐり

長勝寺大国祷会成満祭(だいこくとうえ寒中冷水荒行)2月11日鎌倉イベント

2月11日鎌倉イベント冬の風物詩、寒中荒行、長勝寺大国祷会成満祭(だいこくとうえ冷水荒行)の説明ページです。現代では想像を絶する荒行を終えた僧侶が修業の締めくくりとして行う行事です。

長勝寺大国祷会(寒中荒行冷水浴び)開始時間と情報

長勝寺はは鎌倉駅東口より徒歩18分です。鎌31 緑ヶ丘入口行バスに乗車した場合はバス6分下車後徒歩2分です。

長勝寺大国祷会(寒中荒行冷水浴び)
長勝寺大国祷会(寒中荒行冷水浴び)開始時間 2月11日午前中10時20分頃より式が始まります。(1列目で見たい場合は九時半ぐらいに到着していないと難しそうです。私は10時前くらいに到着して2列目でした。かなりの参拝客がこの日はいますので10時には到着したほうが良いです。)
住所 〒248-0013 神奈川県鎌倉市材木座2丁目12−17
電話 Tel : 0467-25-4300
拝観料金 特になし
節分祭所要時間 1時間弱ほど
駐車場・アクセス 「JR鎌倉駅」東口から徒歩18分/ 鎌31 緑ヶ丘入口行バスに乗車した場合はバス6分+徒歩2分

長勝寺鎌倉地図 マップ

長勝寺のマップです、赤のお寺マークが長勝寺です。周辺に寺社がいくつかありますが、安養院➡長勝寺➡安国論寺妙法寺と回るコースがオススメです。

長勝寺大国祷会成満祭(だいこくとうえ寒中冷水荒行)の流れ

長勝寺大国祷会成満祭(だいこくとうえ寒中冷水荒行)の開始時間は10時20分前後でしたが、10時前には会場の水行場に人の輪ができているので、写真を撮影したい場合や、間近で見たい場合は10時前には到着しないと間に合いません。

1列目は冷水を修行僧が浴びる時に、水がかかる確率が高く常連の方は雨具を着て、カメラのレンズの周りにビニールのガードをつけていました。2列目は多少一列目の人で見えない部分もありますが、しっかり見学もできるし写真撮影も水をかぶらずできます。

長勝寺大国祷会 行者の入場

10時20分過ぎ頃に長勝寺大国祷会の行者が白い装束を着て行進してきます。8人ごと4回行われたと思います。

修行僧は皆、厳しい修行の期間を思わせる髭が伸びた状態に眼光が鋭かったです。水行場の前に修行僧がたどり着くと、装束を預かる奉仕者が脱いだ衣服を預かります。

長勝寺大国祷会 水行前の読経

水行前、水場を囲みしゃがんで読経をします。100日の修行を終えた修行僧の読経は地響きを感じるほどでした。

行事は世界平和や除厄開運、立正安国を願うものです。2月11日は鎌倉も天気が良くても気温は一年の中でも最も低いであろうと思われる寒さ。

読経を終えると、一瞬の静けさの後、修行僧は水を片手ですくい体にかけます。恐らくならしているのだろうと思います。水をひとかけした後に立ち上がり手桶で次から次へと水を頭からかぶります。

100日の修行中にも水業をしているそうなので、身震いもしない姿は勇敢そのもので感動します。

一通りの水行が終わると衣服を預かっている奉仕者より服を取り、着用します。

長勝寺大国祷会 水行 荒行の動画

長き修行を終えて、今まさに新しく生まれ変わったような僧たちの水行を動画で撮影させていただきました。

長勝寺大国祷会 日蓮宗の荒行とは?

日蓮宗の荒行について、ご紹介します。

日蓮宗大荒行堂によると

"毎年11月1日より翌年の2月10日まで行われます。荒行僧の1日は早朝2時に起床し朝3時、1番の水行から午後11時の1日7回、寒水に身を清める「水行」と「万巻の読経」「木釼相承」相伝書の「書写行」があり、朝夕2回、梅干1個の白粥の食事の生活が続く。"

"手や足のひびやあかぎれが裂け、血が吹き出してくる。こうして続けられる苦修練行は、読経堂内の「凡骨将死」「聖胎自生」という対句のとおり、まさに「死と蘇生」の宗教的体験が秘められている。"

修行内容を後から詳しく知って驚きました。このような荒行を成し遂げた修行僧は、地元へ戻っても尊い仕事をするのでしょう。

\鎌倉2月行事/

鎌倉2月イベント

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