鎌倉寺社めぐり

満福寺 鎌倉

兄の源頼朝に疎まれて、平氏を滅ぼしたにもかかわらず鎌倉入りすることを許されなかった源義経がとどまった寺です。ここで歴史的に有名な詫び状「腰越状」がしたためられました。

江ノ電線路前の寺社と言えば御霊神社が有名ですが、満福寺も目の前に江ノ電が走っているので、線路をまたいで門に入ります。

満福寺拝観時間 住所 拝観料 行事

満福寺は江ノ電腰越駅より徒歩五分です。

満福寺 鎌倉 真言宗大覚寺派
山号 龍護山満福寺
住所 〒248-0033 神奈川県鎌倉市腰越2-4-8
電話 Tel :0467-31-3612
拝観料金 大人200円、中学生100円、小学生以下無料
御朱印料金 300円
拝観時間 9:00〜17:00
満福寺本尊・寺宝・見どころ 本尊は薬師三尊、寺宝は本尊の木造地蔵菩薩立像は1200年以上前の作品。腰越丈の下書きや、弁慶の椀、義経と静の別れを描いた32面の襖絵(要拝観依頼)。腰越丈の下書きを書くために水を汲んだという伝承がある硯の池。弁慶の手玉石など
満福寺行事 4月第3土曜日義経まつり、8月8日施餓鬼大法要、11月上旬 動物慰霊祭など
駐車場・アクセス 江ノ電腰越駅より徒歩5分

満福寺鎌倉地図 マップ

満福寺のマップです、赤のお寺マークが満福寺です。満福寺に参拝した際には、すぐ近くの海に面した小動神社に行くことをお勧めします。強いパワーを感じる神社です。

満福寺のみどころ

満福寺の見どころですが、弁慶の筆跡とされる「腰越状」の下書きと伝えられるものや、弁慶が「腰越状」の下書きをする際、この池の水で墨をすったと伝えられている硯の池、弁慶の腰掛石、

本堂横の弁慶の手玉石、義経と静の別れを描いた32面の襖絵(要拝観依頼)などがあります。また、目の前を走る江ノ電も満福寺の景観を豊かにしています。

満福寺の歴史 源義経 腰越状

満福寺は聖武天皇によって疫病追放を命じられた行基が開山しました。

治承・寿永の乱後半に大活躍をした源義経は壇ノ浦の戦いで遂に平家を滅ぼしました。戦いの後、元歴2年(1185年)鎌倉へ凱旋してきた義経は兄である頼朝に鎌倉入りを拒まれました。

鎌倉に入ることができない義経は、満福寺でしばらく滞在し、兄頼朝の怒りをとこうとしました。また満福寺は弁慶寺とも呼ばれています。頼朝は義経が頼朝の許可を得ず、後白河法皇より左衛門少尉、検非違使などの任を命じられたことを快く思っていませんでした。

更に、頼朝が義経のもとに派遣した梶原景時が戦場で義経と対立し、その際のことを一方的に頼朝へ伝えたことなど様々なことが要因となり、弟に対して怒りをあらわにしたのです。

義経は頼朝に許しを得るべく手紙を書き、以下のように締めくくりました。

小さな資料室より、資料409 源義経「腰越状」(『平家物語』巻十一による)

我國(わがくには)神國也。神(かみは)非礼を享給(うけたまふ)べからず。嫖憑處他にあらず。ひとへに貴殿廣大の慈悲を仰ぐ。便冝(びんぎ)をうかゞひ高聞に達せしめ、秘計をめぐらし、あやまりなきよしをゆうぜられ、放免にあづからば、積善(しやくぜん)の餘慶(よけい)家門に及び、榮花(ゑいぐわ)をながく子孫につたへむ。仍(よつて)年來の愁眉を開き、一期(いちご)の安寧を得ん。

しかし、頼朝はこれを許さず、義経は鎌倉に入ることはできませんでした。その後も頼朝は事あるごとに義経を追い詰め、最後は義経と共闘するはずだった藤原泰衡が鎌倉の圧力に負けて義経一族を自害させるに至ったのです。

このようなことから後世、義経は悲劇の人として描かれることが多く、「判官贔屓(はんがんびいき)」という言葉が生まれました。

英雄義経の人気は未だ衰えず、「鎌倉まつり」に併せて行われる「義経まつり」には多くの観光客も訪れ賑わいます。(毎年4月第3土曜日)。

満福寺の御朱印

満福寺の御朱印です。

見開きで、御朱印の隣に「義経ゆかりの寺」の絵が入った用紙を添付してくださいました。

満福寺 永代供養 ペット供養

満福寺の永代供養・ペット供養情報です。価格は時勢によって変更あると思いますので、詳しくは満福寺にお尋ねください。

満福寺 鎌倉 真言宗大覚寺派
合祀墓八角堂 ①お骨を供養堂地下に納骨する(散骨) ②骨壷のまま供養棚に安置する 散骨供養 お一人 48万円 33回忌供養 お一人 65万円(あ段・い段・け段) お一人 75万円(う段・く段) ※供養料、墓誌字彫り代、お位牌代、管理費含む 永代供養 お一人 105万円(え段・お段・か段・き段) ※供養料、墓誌字彫り代、お位牌代、管理費含む
みんなのお墓 お骨を供養塔に納骨する(散骨) 散骨供養 お一人 48万円 ※供養料、墓誌字彫り代、お位牌代、管理費含む
観音霊堂 ①お骨を供養堂地下に納骨する(散骨) ②骨壷のまま供養棚に安置する 美しい御影石の墓誌にお名前(俗名)を彫刻(字彫り)いたします。観音霊堂の下に以下の料金を入れる 33回忌供養 お一人 70万円 永代供養 お一人 105万円 ※供養料、墓誌字彫り代、管理費含む
動物供養 散骨供養  50,000円 永代供養 100,000円

水子供養、人形供養も行っています。詳細はTel :0467-31-3612

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